エギのカラーと下地テープの選び方!

エギングで使うエギ。様々なメーカーから発売されていて、何を基準に選択すれば良いのか。初心者がエギングを始めて、最初に迷うのが「エギの選び方」だと思います。一つのメーカーでも形、重さ、動きなどが異なるエギがラインナップされています。さらにエギには、色々なデザインやカラーのエギがあります。1つ1,000円近い値段がする「エギの選び方」は、エギングを始めた初心者にとって、重要なポイントだと思います。

エギの選び方を初心者に分かりやすく解説します。

エギの下地に巻かれているテープカラーの効果を覚えよう!

エギの布地の下には、「金テープ」、「虹テープ」、「銀テープ」、「赤テープ」、「紫テープ」、「オレンジテープ」、「ピンクテープ」などの、カラーテープが巻かれています。さらには、「夜光ボディ」、「ケイムラボディ」、「スケルトンボディ」など、ボディ素材に特徴のあるエギがあります。エギングでは、この下地テープカラーや特殊なボディ素材でできたエギを使い分ることが重要なポイントとなっています。

エギの下地テープカラーの選び方を解説

エギングを始めた頃、エギを釣具店で購入した時、箱に貼られているシールに「金テープ」、「虹テープ」、「銀テープ」、「赤テープ」と貼ってあるのを見て、

 

「テープ?・・・何のこと?」と、疑問に思いながらエギを選んだことを思い出します。

 

エギの布地の下に巻かれているテープの色と知らずに、、

 

「ああ、虹テープって、マーブル色のエギのことね」

 

 

「そうか、赤テープは、赤色っぽい、エギのことか~」

 

と勝手な推測で、エギを選んでいました。

エギの布地の下には、「金テープ」、「虹テープ」、「銀テープ」、「赤テープ」などの色のテープが巻かれています。

「赤テープ」と箱に書いてあれば、エギの下地に、赤色のテープを巻いて、さらにそのテープの上に、布地が巻かれています。

布地は、オレンジ、ピンクなどの色があって、様々な模様が描かれた布地が巻かれています。

例えば、

こちらは、下地に「赤テープ」を巻いたエギ。

こちらは、「金テープ」を巻いたエギ。

こちらは、「虹テープ」を巻いたエギ。

エギングを始めた頃は、エギのデザイン、模様、見た目、ボディの色(ピンク、オレンジ)などを気にしながらエギを選んでいました。

上の3つのエギ。

下地に巻かれたテープカラーに、どのような違いがあるのでしょうか。

必ずのこの説明の通りになるとは限りませんが、テープのカラーによって、エギを使う場面、時間帯があることを、エギを選ぶ時の知識として覚えておくと、釣果アップにつながりやすいと思います。

下地に「赤テープ」が巻かれたエギは、光の量が少ない場面で使うと良いとされています。

「赤テープ」は、夜のエギングの定番カラーです。

光が届かない、暗い海の中で、「赤テープ」が巻かれたエギは、エギのシルエットがしっかりでるため、アオリイカが見つけやすく、夜のエギングに有効なカラーとされています。

夜のエギングだけでなく、光の量の少ない海の深場、澄み潮の日、曇り空、夕マズメのエギングなど、光の量が少ない場面に使うと良いとされています。

昔から漁師さんに、信頼の厚いカラーと言われています。

外灯の無い夜釣り、月明かりのエギングは、「赤テープ」のエギを選んで、使うと良いと思います。

下地に「金テープ」を巻いたエギは、フラッシング効果が高く、万能カラーです。

エギ選びに迷ったら、「金テープ」をベースにオレンジやピンクの布地が巻かれたエギを選ぶと良いと思います。

日中のエギング、暗い夜のエギングにも、釣果実績のある鉄板カラーです。

海の色が濁っている場面や曇り空などにも有効です。

オレンジ色の布地に「金テープ」を巻いたエギは、釣果実績も多く、必ず持参するようにしています。

エギ選びに迷ったら!定番中の定番!オールマイティーに使える「虹テープ」のエギを選びましょう。

朝マズメのエギング、夕マズメのエギング、日中のエギングなど、濁り潮、澄み潮と、オールマイティーに使える「虹テープ」は、その日の第一投に選ぶアングラーも多いと思います。

朝マズメは、「虹テープ」が巻かれたエギからエギングを始めて、朝は、澄み潮なら「銀テープ」へローテーション、濁り潮なら「金テープ」へローテーションし、夕マズメになったら「赤テープ」へローテションしながら、その日のエギングを組み立てると、良い釣果につながりやすいと思います。

最近は、「ピンクテープ」「オレンジテープ」「パープルテープ」が巻かれたエギも発売されています。

朝マズメ、夕マズメには、「ピンクテープ」や「オレンジテープ」が巻かれたエギがおすすめ。

朝マズメに、「虹テープ」のエギに反応がなければ、「ピンクテープ」へエギをローテーション、朝焼けや夕焼けのオレンジの光が強くなる時間帯に「オレンジテープ」へエギをローテーションする使い方もおすすめです。

朝マズメ、夕マズメの時間帯に「赤テープ」のようにエギのシルエットがでるテープを意識して、澄み潮の日は「パープルテープ」へ、濁り潮の日なら「オレンジテープ」へエギをローテーションする使い方もおすすめです。

ボディ素材に「ケイムラボディ」「夜光ボディ」を使用したエギもあります。

日中のエギングに効果のある蛍光色の一種で、目に見えない紫外線を可視光線に変換して、イカにアピールする「ケイムラボディ」の素材を使用したエギ。

夜のエギング、朝マズメ、夕マズメ、濁り潮に有効とされる、ボディに蓄光して蛍光色に輝く「夜光ボディ」のエギがあります。

「赤テープ」のエギに反応がない日は、「夜光ボディ」へローテーションする組み立てもおすすめです。

ナイトエギング!夜光ボディ|おすすめのエギをご紹介
ナイトエギング!夜光ボディ|おすすめのエギをご紹介 夜光エギは、夜のエギング(ナイトエギング)の定番のエギになって来ていると感じます。 赤テープのエギなど、夜のエギングに有効とされるエギに反応が薄い日は、夜光エギを使うと意外に良い釣果...

「透明ボディ」の素材を使用したエギ。春イカなど、スレたアオリイカにアピール出来るエギもあります。

日中のエギングでは、「銀テープ」のフラッシング効果も有効です。

朝マズメから日差しが強くなる朝の時間帯に、餌を捕食する活性の高いアオリイカがいます。

アジやコノシロ、サバなどナチュラルカラーのエギの下地に「銀テープ」を巻いたエギを選んで、エギを2回、3回、4回、5回と、素早くダートさせながらエギを引いて来ると、エギの背後に活性の高いアオリイカが追いかけて来て、エギがストップしたタイミングで、エギに抱きつくアオリイカを目視で見る時があります。

特に早朝の日差しが徐々に強くなる場面では「銀テープ」へローテーションする使い方もおすすめです。

イカの捕食スイッチを入れるのに、有効なカラーだと思います。

フラッシング効果の高い「銀テープ」は、思わぬ爆釣につながる時もあります。

アオリイカ

エギ王Q LIVE ベーシック ウルメ銀テープ。

秋のエギングにおすすめのエギです。

エギ王QがLIVEになる前から使っています。

良く釣れるエギです。

エギの号数の選び方を解説

地方により異なりますが、9月前半から、潮通しの良い漁港の堤防やゴロタサーフなどからコロッケサイズの新子のアオリイカの数釣りを楽しむことができるようになります。

この頃のアオリイカは、餌となるアジなど、小魚を捕食しながら日々成長するため、9月後半になるとコロッケサイズから、トンカツサイズに成長したアオリイカが釣れるようになります。

さらに秋も深まるエギングシーズンの後半。

10月に入るとキロアップに近い個体数も増え、よりサイズの大きなアオリイカを狙うことが出来るようになります。

そして、水温が下がる冬場になると、水温の高い沖の深場にアオリイカが出ていくため、陸っぱりからアオリイカを狙いにくくなります。

9月の新子(コロッケサイズ)の数釣りを楽しみ、10月以降大きく成長したアオリイカを狙うエギングを考えると、使用するエギの大きさを組み立てやすくなります。

例えば、9月の新子(コロッケサイズ)の場合、2.5号~3号を使用し、9月後半からトンカツサイズ以上を狙うなら3号、10月以降は、3.5号を使用して、大きく成長したアオリイカを狙うエギングを考えると良いと思います。

8月 9月 10月 11月 12月
秋イカのシーズナルパターン 新子と呼ばれる胴長10cm前後のコロッケサイズが中心。この頃のアオリイカは、エギへの反応も良く数釣りも楽しめる初心者におすすめの時期です。 10月になるとエギングの最盛期に入ります。トンカツサイズと呼ばれる胴長20cm前後に成長したアオリイカが狙えるようになります。引き味も強く楽しい時期です。 秋も深まる11月~12月になるとイカの数は減って来ますが、胴長30cmを超えるキロクラスの良型のアオリイカが上がるようになる。使用するエギのサイズも3号~3.5号のエギを使用する機会が増える時期です。
前期 最盛期 後期

初心者の頃は、2.5号が良いと、教えられることが多いと思います。

3.5号のエギを1年通して使用している、ベテランアングラーは、数多く存在します。

2.5号の使用に慣れたら、3号や3.5号のエギの使用をオススメします。

3.5号のエギを使用できるようになることが、エギング上達の秘訣と思います。

秋口の食欲旺盛な新子(コロッケサイズ)のアオリイカは、体の大きさより、大きなエギにも果敢にアタックしてきます。

3.5号のエギでも、新子(コロッケサイズ)のアオリイカは釣れますが、2.5号にサイズダウンすることで、アオリイカがエギをより抱きやすくなるので、秋口は無理をせず、2.5号のエギからエギングを始めることをおすすめします。

秋口の新子(コロッケサイズ)のアオリイカは、表層や中層に浮いていることも多いので、表層から中層、底へと、ポイントを広く探ることが、釣果アップの秘訣です。

底を取るエギングは、潮に流されにくい、サイズの大きなエギの方にアドバンテージがあり、使いやすいと思います。

晩秋の大きく成長したアオリイカは、底のカケアガリや根回りに付いていることが多いので、エギでしっかりと底を取ることが、釣果アップの秘訣です。

春のエギングシーズンは、親イカに成長したキロアップのアオリイカを狙うため、エギの大きさの基本は、3.5号~4号のエギを使います。

秋のエギングシーズン後半から、3.5号のエギを使用して、底のカケアガリや根回りに付いているアオリイカを狙う練習をして、春のエギングシーズンに備えましょう!

エギ(餌木)おすすめのメーカー

エギ(餌木)のメーカーも海千山千ありますが、初心者におすすめしたいメーカーは「ヤマシタ YAMASITA エギ王Qシリーズ」や「DUEL YO-ZURI アオリQシリーズのエギ(餌木)が初心者にも取り扱いやすく、また釣果実績もありますので、おすすめしたいメーカーです。

ヤマシタ YAMASITA エギ王Qシリーズ」のエギ(餌木)が操作もしやすく、値段が手頃なため、私も良く使用させていただいているメーカーです。

タックルを一通り揃えたら釣り場を探してエギングにチャレンジしよう!

関東地方、中部地方、近畿地方でアオリイカが釣れるエギングの有望ポイントをご紹介!

釣りスポット
エギングを中心に関東地方、中部地方、近畿地方のアオリイカの釣果実績があるエギング・ヤエンのポイント、メバリング、アジング、シーバスのルアーフィッシングポイントをご紹介しています。

以下の記事もおすすめ!

エギング入門
日本の漁師の間で使われていたイカを釣るための道具(餌木)がアオリイカなどのイカを誘って釣りをするためのルアー(エギ)へ生まれ変わり、アングラーを魅了している人気のルアーフィッシングです。
メバリング入門
メバルをターゲットにしたルアーフィッシングをメバリングと呼んでいます。メバルなどの根魚(ロックフィッシュ)をターゲットにしたルアーフィッシングは、初心者の入門に最適。ロッドに伝わる引き味の強さや、群れでいることが多いので、数釣りを楽しめること、初心者からベテランまで楽める魅力的なターゲットです。
アジング入門
アジング入門!アジをルアーで狙う釣りをアジングと呼んでいます。入門者におすすめのターゲットがこのアジです。アジは、日本各地の漁港、堤防、護岸などで狙えるもっともポピュラーな魚で数釣りも楽しめる海のルアーフィッシングのターゲットとして人気があります。
ガシリング入門
カサゴ(ガシラ)をターゲットにしたルアーフィッシングをガシリングと呼んでいます。カサゴ(ガシラ)などの根魚(ロックフィッシュ)をターゲットにしたルアーフィッシングは、初心者の入門に最適。ロッドに伝わる引き味の強さや、食べて美味しい魚のため、釣りを終えた後に食すことも楽しみのひとつです。
ヤエン入門
掛けバリのついていない仕掛けにアオリイカを乗せるヤエン釣法は、昔から行われているアオリイカを釣る釣法です。掛けバリのない生けアジを泳がせてアオリイカを誘う釣りなので、あたりも多く、掛けバリ(ヤエン)を投入してアオリイカを掛けるまでのアオリイカとのやり取り(乗るか乗らないか)のハラハラドキドキ感がたまらない醍醐味のある魅力的な釣法です。 掛けバリ(ヤエン)にアオリイカを乗せるヤエンにチャレンジしてみよう!
ショアジギング入門
堤防やサーフなどからブリやカンパチなどの青物、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュ、メバルやカサゴなどの根魚をシンプルな形状のメタルジグで狙うルアーフィッシングを「ショアジギング」と呼んでいます。メタルジグを沖に目がけて投げて巻くだけのシンプルなルアーフィッシングですが、初心者からベテランアングラーを魅了しているルアーフィッシングです。
シーバス入門
シーバス(スズキ)は、ほぼ全国の港やサーフ、河川の河口で楽しめるので、根強い人気のあるルアーフィッシングです。このシーバスを狙ったルアーフィッシングは、代表的なルアーフィッシングとして、初心者からベテランアングラーを魅了しているルアーフィッシングです。「シーバスのルアーフィッシング」を初心者に分かりやすく詳しく解説します!
カマスのルアー釣り入門
小魚を食べているフィッシュイーターのカマスは、エサとなる小魚が集まる潮通しの良い漁港の堤防や大きな河川の河口にある堤防などに群れで回遊してくる。ルアーへの反応もよく、群れが接岸するポイントにタイミング良く入ることができれば、意外なほど簡単に釣れてくれる。お手軽なタックルとルアーで狙えて、食べても美味しい、ソルトルアーフィッシングの入門に最適なターゲットです。