潮干狩りをしたことがある方は、海には、満潮や干潮があって、潮の満ち引きが繰り返されている事を知っている方も多いと思います。
海のルアーを始めた頃、朝マズメ、夕マズメが良く釣れる時間帯と考えて、単純に朝マズメ、夕マズメを狙って、釣りに出かけていました。
しかし、これだけでは、満足な釣果を得られない日も多く、疑問に思っていました。
海のルアーで継続的に良い釣果を得るためには「潮」の動きを知ることが大切と知ってからは、その日の「潮」の動きを調べてから釣行するようになりました。
今日は、海の「潮」の動きと釣果の関係について、まとめたいと思います。
まずは、潮の満ち引きが、何故起きるのか、簡単に説明してみたいと思います。
潮の満ち引きは、地球の周りを回っている月の引力の影響を受けることによって起きています。
潮汐は、満月から次の満月までのおよそ30日の1サイクルで変わります。
若潮→中潮→大潮→中潮→小潮→長潮と15日サイクルで月は下弦から上弦になり、若潮→中潮→大潮→中潮→小潮→長潮とおおよそ30日のサイクルで潮回りしています。
潮位(海面の高さ)は、「大潮」>「中潮」>「小潮」の順に潮位差があり、満月と新月の時に月がもっとも地球に接近し、月の引力の影響が強く働きます。
この時に「潮」がもっとも大きく動くことになり、「大潮」と呼ばれています。
この「潮」は、海で魚を釣るための重要な知識になります。
また、「潮時」を知ることで魚が良く釣れる時間帯を狙って、釣行することができるようになります。
潮の満ち引きが起きる潮位の変化の時刻のことを「潮時」と呼んでいます。
潮時や潮位をまとめた潮汐表、潮位の変化をグラフ化したタイドグラフを釣具店などで手に入れることが出来ます。
私は、スマホのアプリで潮時や潮位を調べています。
基本的な考え方を以下にまとめてみたいと思います。
潮が動いている時間帯が魚の活性が上がり狙い目。
潮回りは、潮が大きく動く「大潮」「中潮」が良い。
潮時は、上げ下げ3分から7分の時間帯が良い。
上げ下げ3分から7分の時間帯が朝・夕マズメの時間帯に合致している日。
干潮から満潮に向い潮位が上がるにつれて、魚が岸に近づくため、より釣りやすい状況になる。 (逆に満潮から干潮に向かい潮位が下がるにつれて、魚が岸から離れるため、釣りにくい状況になる)
こちらの記事で具体的に説明しますので、こちらの記事もお読み下さい。
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