シーバス入門

シーバスとは、シーバスのルアーフィッシングを徹底解説!

■シーバス(スズキ)のルアーフィッシングってどんな釣りなの?

シーバス(スズキ)は、ほぼ全国の港やサーフ、河川の河口で楽しめるので、根強い人気のあるルアーフィッシングです。

このシーバス(スズキ)を狙ったルアーフィッシングは、代表的なルアーフィッシングとして、初心者からベテランのアングラー達を魅了しています。

シーバスの和名は、スズキといいますがスズキは、出世魚として知られています。地方により異なるようですが、全長により「コッパ(10~25cm未満) → セイゴ(25~35cm未満) → フッコ(35~60cm未満) → スズキ(60cm以上) → オオタロウ(100cm以上)」と呼ばれます。
(大きさは地方により異なるようですので、上記は参考値です)

関西では、フッコの事をハネとも言います。東海地方では成魚の事をマダカと呼ぶようです。成魚であるスズキの体長は、100cmを超えるものもいますので、その引き味は、他の海のルアーフィッシングのターゲットと比較にならない程、強烈な引き味を持っています。この引き味を経験してしまうと病みつきになること間違いないと思います。

ブラックバスなど淡水のルアーフィッシングを経験された方なら入門しやすいターゲットのひとつと思います。もちろん初心者(ビギナー)にも十分なチャンスがありますので、特におすすめしたい海のルアーフィッシングです。

シーバスの特徴

【分布】日本各地
【地方名】スズキ、セイゴ、フッコ、ハネ、マダカ
【全長】20~60cm(100cmオーバーも狙うチャンスあり魅力的なターゲットです
【釣りシーズン】通年
【釣り場】 堤防、護岸、磯場、サーフ等

シーバスのシーズン

■シーバスが釣れるシーズンはいつ?
シーバスのシーズンは、1年を通してルアーフィッシングを楽しめますが、エサとなるベイトのシーズンが重なる春と秋がベストシーズンになります。

■シーバスルアーシーズン早見表

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

地域によりこの限りではありませんが、12月~1月頃に沖で産卵期を迎えるため、沿岸部の固体数は、少なくなり陸っぱりで狙いにくくなります。

2月頃になると沖で産卵を終えたシーバスが沿岸部へ戻ってくる季節になります。冬の河口や漁港は、シーバスのエサとなるベイトが少なく行動範囲は、限られたものになります。水温の高い場所に居つくシーバスを探しながらの釣りになると思います。この季節のシーバスは、少し難しい釣りになると思います。

春になると沿岸部の河口で稚アユやシラウオの遡上が見られ、エサとなるベイトが多くなるにつれて、シーバスの活動範囲も広がりシーバスルアーのベストシーズンを迎えます。

初夏を迎える頃になると沖合いから回遊性のアジなどが沿岸部に入ってきます。この小魚の群れを追って沖合いからシーバスの群れも入ってきます。アジの回遊がある漁港や堤防などからシーバスや青物を狙うアングラーを見かけるようになります。

表層回遊魚が沿岸に定着する秋になるとシーバスのベストシーズンが始まります。初冬頃までシーズンが続きますので、初心者の入門にもおすすめしたい季節です。

■シーバスルアーで狙えるシーバスの種類

シーバスは、日本の沿岸部に広く生息しています。スズキ、ヒラスズキ、タイリクスズキなどススキ目スズキ科に属する魚で出世魚としても知られています。

全長が60cmを超えるものを一般的にスズキと言っているようです。時には、100cmオーバーも狙え引き味は強烈!多くのアングラーを魅了しているターゲットです。通称「シーバスルアー」と呼ばれる人気のある海のルアーフィッシングです。

日本各地には、このシーバスの他にヒラスズキ、タイリクスズキが生息しています。いずれもシーバス(スズキ)の仲間ですが、それぞれに特徴があるため、そのままの名称で呼ばれています。シーバス(スズキ)と同じタックルで狙えるターゲットですので、覚えておくと良いと思います。

シーバスのポイント

■シーバスが釣れるポイントの解説

シーバスのポイントシーバスは、日本の沿岸部に広く生息していますので、港湾部、河口、サーフ、磯などシーズンにより、ロケーションが異なることもありますが、沿岸部から狙えるルアーフィッシングのため、近場のおすすめポイントが釣り具屋さんで紹介されていたりします。港湾を例にねらい目のポイントを図に記載してみましたので参考にしてください。

■橋周りは絶好のポイント

潮通しの良い橋は、ベイトとなる小魚が着くので、回遊して来たシーバスがステイしています。橋の街灯の明かりがあたるポイントは一級ポイントです。

シーバスは、明るい場所から入ってくる小魚を狙って、明かりと暗がりの際に身を潜めています。明かりと暗がりの際をルアーを通すことでシーバスがヒットする可能性が高くなります。流れがある時は、ルアーが流されるので、上流に向かってルアーを投げ、リーリングするタイミングで明かりと暗がりの際をルアーが通るようにコントロールしましょう。また、橋げたに着く小魚を狙うシーバスもいます。橋げた周りも必ずチェックしましょう。

■工場などの排水口は一級ポイント

ベイトとなる小魚が集まる排水口もシーバスの一級ポイントです。排水口からの流れと外の海水がぶつかるポイントでベイトとなる小魚を捕食しようと潜んでいるシーバスがいますので、排水口の流れの中でなく、排水口からの流れと外の海水がぶつかるポイントをチェックしましょう。冬場は、温排水口のある排水口周りは、海水温が高くなるため、居つきのシーバスの溜まり場になる可能性がありますので排水口を見つけたら表層・中層・ボトムをホッパー、ミノー、シンキング系のプラグやバイブレーションを使い広く探りましょう。

■停泊している船や係留船付近もポイント

埠頭に停泊している船の影もポイントです。船にルアーをひっかけて、漁師さんに迷惑をかけないよう注意しながらシーバスを狙いましょう。船以外にも船を係留するためのロープやブイ、イカダなどの障害物があれば、障害物の影に潜んでいる可能性がありますので、障害物を見つけたらシーバスが潜んでいないかチェックしましょう。

シーバスの仕掛け

■シーバスのタックルはどんなのがあるの?

シーバスのルアーフィッシングは、人気のあるソルトウォータールアーフィッシングのため、メーカーから発売されているタックルのバリエーションは豊富です。ルアーも様々なバリエーションがあるので、気に入ったタックルを選び出すことが、初心者にとって難しく感じるかもしれません。基本的なタックルとして、まずは、ロッド選びから紹介したいと思います。

ロッドは、8ft以上のシーバスロッドを用意できると良いと思います。リールは、中型(2500~3000番台)のスピニングリールにナイロンライン8~12lbを選びましょう。大物が掛かるルアーフィッシングなので、不安という方はもう2lbプラスしたラインを選択しても良いと思います。リーダーは、根ズレに強いフロロカーボンラインを1.5m(メインラインのポンドテスト1.5倍を目安)を結ぶと良いと思います。リーダーとルアーは、直結で問題ないと思います。ルアーは、個人の好みが分かれるところがあると思います。一概にこれが良いと言えませんが、釣り場近くの釣具屋でポイントにあった定番ルアーなどを参考にして揃えると良いと思います。

■もっと詳しくルアーロッドの選び方を知りたい
ルアーロッドの選び方は、下記のページで詳しく解説しています。

ルアーロッドの選び方!
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その他揃えておくと良いアイテムは、スペアのリーダー、大物を取り込むための玉網、昼間の釣りでは偏光サングラス、万一の備えとしてライフジャケットを着用して挑みましょう。

ソルトルアーフィッシングを始めるならナチュラムで便利アイテムを揃えよう!釣果が上がる!便利アイテム大集合!

ルアーの選び方

■シーバスルアーで使用するルアーの種類
ルアーは、イワシ類、アジ、コノシロ、サヨリなど小魚に似せたルアーやゴカイ、イソメなどのムシ類、子イカやエビなどに似せたルアー等、沢山の種類のルアーが販売されています。釣具屋で何から揃えると良いか迷ってしまいますが、まずは、ルアーの種類をまとめて見たいと思います。ソルトルアーで使用するルアーは大まかに分類するとプラスチック、金属、木材などの素材で出来ているハードルアーとゴムやビニール素材で出来ているソフトルアーに分類できると思います。

ルアーの種類を下表にまとめてみましたので参考にしてください。

分類 ルアー 種類 説明
プラグ系
トップウォーター 浮くタイプ、海面(表層)を狙うルアー
プラグ系 ミノー 小魚をイミテートしたルアー
プラグ系 クランクベイト 広いリップがあり潜航するルアー
プラグ系 バイブレーション ただ巻で小刻みにバイブレーションするルアー
プラグ系 シンキングペンシル リップがついていない小魚をイミテートしたミノー
プラグ系 メタルジグ 小魚をイミテートしたジグ
メタル系 ジグヘッド 針にオモリが付いたジグ
スピナー系 スピナー ブレードが回転(スピン)するルアー
ワーム系 ストレート 小魚をイミテートした直線型のソフトルアー
ワーム系 グラブ 尾がついたワーム、ストレートグラブ、カーリーテールグラブなど
ワーム系 チューブ 中が空洞になっているワーム
ワーム系 クロー エビをイミテートしたワーム

ルアーは、探ることができるレンジが変わることを覚えよう!

ルアーを投げて、ルアーを引く(リーリングする)までは、意外に早く覚えられるものです。

初心者の頃は、海に深さがあって、魚がいるレンジ(=水深=タナ)を意識することができずに表層ばかりルアーを通していて、魚がいる肝心のレンジ(=水深=タナ)にルアーを届けることができていないことで釣果につながらないケースがあると思います。

ルアーには、表層から1メートル付近のレンジ(=水深=タナ)を探ることができるルアーや1~2メートルのレンジ(=水深=タナ)を探ることができるルアー、10メートル以上の深いレンジまで潜行するルアーなど、ルアーの種類によって、得意とするレンジ(=水深=タナ)がありますので、ルアーを購入する時は、狙えるレンジを確認して、ルアーを揃えるようにしましょう。

ルアーの種類を覚えて、ルアーローテーションを組み立てよう!

海では、潮の流れや水温など、その時々の状況によって、魚がいるレンジ(=水深=タナ)が変わります。少し前まで、表層で釣れていたのに突然パタリとアタリがなくなる時があります。魚のいるレンジ(=水深=タナ)が変わった可能性があります。

少し潜るルアーにルアーをローテーションして探るなど、その時々の状況によって、ルアーのローテーションを組み立て、戦略的にルアーフィッシングを展開できるようになります。

釣りの幅が広がり、ルアーフィッシングを楽しむことができるようになると思います。

ルアーの種類を覚えて、釣果アップにつなげましょう。

シーバスルアーの季節毎の攻略方法、おすすめのルアー


春のシーズン攻略法

産卵を終えたシーバスは、体力を回復するため、ベイトが豊富な漁港や河口へ集まります。ベイトは、川へ遡上する稚アユが代表的なベイトになります。特に川の河口が有望なポイントです。

ルアーは、稚アユを意識したプラグなどを使い攻略すると効果的な釣果が望めると思います。


春におすすめのルアーをご紹介します

■Dibule(ディブル)55S パズデザイン
ディブルの最大の特徴は背鰭のようなレベルフィン搭載。水平姿勢を保ちながら。特有のバイブレーションで魚を寄せて喰わせる。

■ジャクソン(Jackson) にょろにょろ
バチ抜け対策ルアーとしては代名詞。デビュー以来、バチ抜けルアーとして結果を出し続けてきた「にょろにょろ」。その不思議な生命感と唯一無二のポテンシャルは、バス、トラウト、メバルなどジャンルの垣根を越えて活躍の場を広げている。


夏のシーズン攻略法

水温上昇に伴い、水中酸素が減少することで釣りにくくなるシーズン。シーバスの釣れるポイントは、限られてきますが、過しやすいポイントにシーバスが集まる傾向があります。シーバスの溜まり場を探し出すことで数釣りが狙えるシーズンでもあると思いますので、ラン&ガン(ターゲットを狙うために次々と釣り場を攻めていく)で有望なポイントを見つけ攻略しましょう♪


夏におすすめのルアーをご紹介します

■メジャークラフト ジグパラ
ショアジギングに本気のメジャークラフトの結論。その日の第1投目から最後の1投まで100%の信頼感でキャストできるド定番ジグの決定版!


秋のシーズン攻略法

シーバスのベストシーズンである秋は、大型のシーバスが狙える時期です。メーターオーバの実績も数多くあり釣りやすい時期になります。捕食しているベイト(サヨリ、イワシ、落ちアユなど)の行動パターンを考えたルアーを選ぶと良い釣果に繋がると思います。


秋におすすめのルアーをご紹介します

■Rapala(ラパラ) BMC(ビーエムシー) 100F
リップを持たないペンシルでありながらリトリーブすればミノーのようにスイミングさせることも可能。トゥイッチやジャークでトップウォーター的に使うも良し、シャローエリアをナチュラルにスイミングさせるも良し、使い手のテクニック次第でどんな演出もこなしてしまうスーパーベイト。6月鮎解禁から秋の落ち鮎シーズンまで。

■バスデイ RANGE VIB(レンジバイブ)
難しい操作もいらず、スティディリトリーブ(ただひたすら巻くこと)でシーバスから青物まで独自の動きで魅了する、港湾・河口・サーフの定番ルアー。ソルト専用バイブとして知らぬ人のいないベストセラー。稀有の実釣性能と実績、飛距離、ただ巻きでも誘っても釣れる操作性、サイズ・カラーの多彩なバリエーションなど、総合力では他の追随を許しません。生命感すら感じるナチュラルバイブレーションは、あらゆる魚種を魅了します。

■さらに詳しくシーバスルアーで使用するルアーのことを知りたい方へ
ナチュラムのおすすめルアーを解説しているページがルアー選びの参考になります。下記にリンクを掲載していますのでナチュラムで確認してください。

釣果アップのコツ。潮の干満を知ることで釣果アップにつながる

月の引力によって、潮の満ち引きがあることは、ご存じの通りと思います。また、こちらの記事で潮の満ち引きについて説明しました。釣り場によっては、上げ潮の時が良いケースや干潮でないと釣りにならないポイントもあると思いますが、潮の干満とシーバスを例に釣果アップにつながるポイントを説明しますので、参考にしてください。

上げ潮の時

上げ潮の時、沖から餌となるアジやイワシなどの小魚を求めてシーバスが接岸しますので、沖から接岸するシーバスを狙う絶好のチャンスとなります。大潮の日は、潮が大きく動くので特におすすめ。潮汐表・潮見表・タイドグラフで満潮となる時間帯を確認して、上げ七分の時間帯になる少し前から釣り場に入るようにすると良いと思います。

引き潮の時

一般的に下げ三分が良いとされていますので下げ潮を例に説明させていただきます。下げ潮で潮が動く時、シーバスの活性が上がり、活発に餌を捕食するので時合(じあい)となる。

干潮の時

潮が下げきると魚たちも潮に合わせて沖へ出ていくので、陸っぱりの釣りだと釣りが難しくなる。

シーバスを例に説明しましたが、潮の干満を知ることが海で釣りをする時の釣果アップのポイントになりますので、基礎知識として覚えておくと良いと思います。

■さらに詳しく潮時を知りたい時は、こちらの記事をご覧ください。

海のルアー釣果アップの基礎知識。潮時を知ろう!
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シーバスルアーを始めるならこちらのページに詳しいレビューや道具の説明もあるので、気に入ったタックルをナチュラムで揃えることもおすすめです。
ナチュラムのシーバスルアー紹介ページを見る

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